変な広告にうんざりした

インターネットに変な広告はつきものだが、最近また新しいタイプの変な広告が生まれているようで、今週勢いこんで「政府が日本国民になら誰にでもひと月で150万円給付するらしい。詳細はLINEで見れるらしい」ととある老人に言われた時は驚いた。

 

聞くだに胡散臭い話だが間に受けていて、「絶対もらう」とか言っていた。

ないと思うが内閣府のホームページとかで確認したらどうか、とアドバイスしてみたがホームページがごちゃごちゃしていて見るのが面倒くさかったらしく「探し方がわからない」とあきらめたようだ。

 

また二日ほど経ってから「アベノマスクは20○○年(忘れた)に数十万円で売れると決まっているらしい」とか言い出した。

 

あんな何百万枚も作った給食マスクのどこにプレミアがつく要素がある、とちょっとキレ気味にあしらってしまった。

 

ネットの嘘(この場合詐欺というべきか)に騙されるなんてネット慣れした若者やインテリでも一度や二度はあることなので、おいそれと馬鹿にすることはできないが、騙されるにしても自分だけで完結してくれればいいのに「だからこのマスクは大事に保存しておくように」などといちいち人を巻き込もうとしてくるからいやになる。

 

最近の老人は「テレビなんて嘘ばっかりでつまらない」とテレビ離れしているようだが、そのかわりネットはすべて真実と思い込んでしまっていてよりによってなんでそんなカスみたいな情報にばかりたどりつくのかと言いたくなる情報ばかり収集している。

 

ここ数年ほどの傾向として「アップデート」という言葉が「ちょっと気の利いた言い回し」というムードで人間に対しても使われるようになった。

「知識のアップデート」などと。

 

しかし考えてみればアップデートって、したらしたでまた別の変な不具合が生まれたりするものだよなあと思うなどした。