ブループリントリーディングでがっかり

先日とあるカウンセラーに「ブループリントリーディング」というのをやってもらった。

今世で自分はどういう人生を送ると計画していたかを読み解くというスピリチュアル系のコンテンツである。

 

数万円の高額なコンテンツなので迷ったが、いつまでも頭の片隅で気にしているよりさっさと受けてしまった方が気が楽だと思い切って依頼した。

 

失礼な表現になるが「どうとでも言える」ものなので頭から信じているわけではないが鑑定結果を聞いてがっかりしてしまった。

 

筆者の生まれる前に立てた人生の予定表は「大学卒業→就職先で出会った人と結婚→子供をもうけ主婦生活ののち離婚→50代で新たなパートナーと出会う→寿命は決まっていないがその後はフリープラン」という平凡なものだった。

 

実人生と一致している部分は一切なかった。学生時代に住んでいる予定の県には行ったことすらなく、興味を抱いたこともない。

ブループリントとまったく異なる人生を送っている人は多く、それは悪いことでもなんでもないのだが、それにしてもここまで特筆すべきことのない人生をなぜ計画したのか、と生まれてくる前の自分に腹が立った。

 

過去生でどういう人生だったのか、ということもカウンセラーにより語られたが、住んでいるところはどこで、結婚していた、という表面的な情報で、前世の筆者は何もしていなかったのだろうか、と疑問がわいた。

 

過去生の話というと「大きな怪我をしたのであなたはいま〇〇がこわいんだ」とか「〇〇という職業だったのであなたはいまそれが得意なんだ」とかなにか現世とリンクした意味のある情報が出てくるものというイメージがあったので筆者の過去生の「これといって何もなさ」にふたたびがっかりしてしまった。

 

 

とんでもないカルマを抱えているわけではなさそうだが、かといって「スターチャイルドの進化した魂だからフリープランなんだ」とかいうことでもないようで、いったいこのあってもなくてもいい散文的な魂はなんなんだろう、と余計な悩みが増えてしまった。

 

 

意味があるとは思えないのでスピリチュアルセッションはもう受けなくていいかな、というのが感想である。