モーニングページが2冊目に入った

「モーニングページ」とは

作家、アーティスト、映画監督などなど多くの肩書きを持つジュリア・キャメロン氏が提唱する朝活である。

 

A4サイズのノートに書式自由でとにかく3ページ埋まるまでなんでもかんでも書く、手書きであることが必須。これを毎朝続ける。これがモーニングページである。

モーニングページは人に見せてはいけない。自分のためだけに書くのだ。

 

実践している人たちは「すぐに結婚相手が見つかった!」「仕事が決まった!」とこの手のもので必ず聞く成功体験を並べ立てるが、なぜノートを書くだけで人生が変わるといえるのか腑に落ちず、長い間実践してみる気にはならずにいた。

 

個人的には「モニぺ」と略して読んでいるのでここでも「モニぺ」と書くことにする。

 

タイトルにあるとおり、現在その「モニぺ」がノート2冊目に入った。

はじめは3ページを書き切ることができなかった。時間がかかるのだ。

 

ある日曜日、「3ページとされるからには3ページ書かないとモニぺの真髄にたどりつけないのではないか。いくら時間がかかってもいいからきょうは3ページ書こう」と決意し、ノートにむかった。書き上げるのに2時間かかった。

まず、3ページも書くことがない。

 

書くことがないなら「書くことがない」と延々書いても構わない、とキャメロン氏の著書にはあるそうだ。そういうわけで筆者の初期のモニぺには3ページ延々と「書くことがない」ばかり書いていた。

 

AIがなんでもスピーディーにこなしてくれる時代に手書きで2時間も書けて毎朝ノートをつづる、やり始める前は想像もつかなかった「修行感」にたしかにこんなことを1年2年と続けられるとすればなにかしら人生がかわるだろう、と納得し始めた。

 

最初に買ったノートの罫線が細かいために時間がかかるのだと気がつき、2冊目はそれより罫線が太めのノートを買った。おかげで1時間半と執筆時間を大幅短縮することができた。

 

二ヶ月目くらいでやっと変化が…

ほんのこの一週間ほどのあいだでの変化だが、書くことがなくペンが止まることや「書くことがない」ばかり書き殴ることがなくなった。

「何を書いてもいい」ということにやっと慣れ出したのか、時事問題についてさほど考えがまとまっていないけど思ったことを書いてみたり、少々愚痴っぽいことを書いたりと、以前なら日常のことをしているうちにすぐに忘れてしまっていた「ちょっとだけ頭に浮かんだこと」をさっと捉える瞬発力がやや蘇ってきたようだ。

 

 

ところでなぜ筆者が「モニぺ」をはじめたかというと、実はキャメロン氏のメソッドはモニぺに合わせて「アーティストデート」というものがあるのだが、これが楽しそうだったので始めることにしたのである。

・「アーティストデート」…行きたかった場所、やりたかったことを「自分を解放する冒険」のつもりで週に一度やってみる。ただしひとりで。

 

 

モーニングページについてはキャメロン氏の著書が何冊か出ているのだが、失礼ながら「面白くなさそう」なのでなかなか手を出せずにいる。いずれちゃんと読みたい。