フランス語をはじめたい! 一番わかりやすいフランス語入門/清岡智比古【最近読んだ本】

いろんな言語の学習書を買って読んでみることがある。

いちばんハイスピードで頓挫したのはアラビア語の本である。当時手に負える気がせず、手放してしまったがたまに読み返してみたくなる。

 

アラビア文字練習プリント」

なぞって文字を練習するのは小学生のドリルのようで楽しかった。

 

そして最近読んだのはフランス語の本。英語の語彙の7割はフランス語から来ているといわれており、英語学習をするならフランス語も同時に学ぶと効率がいいと主張する言語学者もいるほどだ。

 

白状すると、フランス語の本を手に取ったのはこれがはじめてではないが、くだけた口調でライトエッセイのような感覚で読みやすいという点でおすすめである。

 

「フランス語をはじめたい! 一番わかりやすいフランス語入門」

 

作者の清岡智比古氏は、現役の大学講師として日々学生に教えているためか、フランス語を身につけるために本文中でおすすめしているものも、人気インスタグラマーなど時代に即したコンテンツ。

 

そして、例文でも「この近くに郵便局はありますか?」なんていう使いもしないフレーズは排除している。

なぜ使わないかというと、「Google Mapあるし!(本文より」である。

 

今後フランス語を本格的に学ぶかどうかは未定だが、実際に使えそうなフレーズ、時代錯誤でないちゃんと今時風のフレーズなら覚えておいてソンはないかな、くらいの気持ちで読むフランス語入門の本としてよいかと思う。

 

 

作者によれば、この本一冊で「フランス語検定5級の範囲の80%くらいはカバーしています。(略)ワンチャンこの本だけで合格してしまっても、文句は言えません!」だそうである。

 

この本を読破した筆者、試しにネット上のフランス語レベル診断にこたえてみたところ「超入門」レベルだった。

今年のフランス語検定出願は見送った次第である。