断捨離の腕が鈍る

お題「断捨離」

 

クローゼットが狭いので、古くなった服をいつまでも置いておくことができない。

それに、カビが発生しやすい家でもあるので、しばらく使わないで同じ場所に置いたままのモノを久しぶりに動かすと、カビが生えていてぞっとすることになる。

 

筆者にとり定期的にいらないものを処分することは、清潔で健康的な生活のためにも必須なのだ。

 

Tシャツや寝巻きといった柔らかい生地の服なら、適当なサイズに切って雑巾がわりに使えるので処分に困ることはない。

 

今年もそうやって時々、古くなったTシャツなどを処理した記憶がある。

 

 

すこし前に「くすみカラー」の服が自分にはどうも似合っていないなと気がつき、スカートやワンピースを合計4点ゴミ袋に入れた。

 

勢いがついて他の服も続々ゴミ袋に入れる。シーズンオフの服は処分の対象になりがちだ。

 

ゴミ袋が8割ほど埋まったころ、冷静になってクローゼットを見ると、これで寒い冬を乗り越えられるのかと心配になる程服が少ない。

 

その上、色が偏っている。黒、紺、青、水色。

夏に見たなら綺麗なグラデーションと感じられるかも知れないが、今は冬。

あまりにも寒々しいクローゼットにおびえてしまって、ゴミ袋に入れたヨレた赤いシャツや、あまり気に入っていないはずだったピンクのワンピースをそっともとに戻してしまった。