One by Wacom smallの思い出

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半年前くらいまでワコムの板タブレット「One by Wacom small」を持っていた。

2〜3年使ったのではないだろうか。

 

One by Wacom smallはエントリーモデルというやつで、筆圧レベル2048レベルとワコムの一万円以下で買えるもうひとつの板タブレット「Wacom Intuos smallの半分くらいの数値だ。

 

 

実は筆者はこれまでにもワコムの小型板タブレットを3台ほど買い替えたことがある。

今では売っていないようだが「Bamboo」という板タブレットのいちばん小さいサイズを使っていた。

 

ずっとパソコンに繋ぎっぱなしでマウス感覚でウェブ閲覧時に使っていたり、簡単な画像を作るのにも使ってきた。

 

当時「板タブレットなんてどう使ったらいいかわからないけど安いから買ってみた」というレベルで使っていたため、筆圧レベルなどのスペックは気に留めていなかったが、使用時にストレスを感じることはなかった。

 

Bambooはたぶん、当時のワコムにおけるエントリーモデルの立ち位置だったのだと思うが、それで不満はなかったのだからOne by Wacomでも案外使用感は悪くないのではないかと試しに買ってみた。

 

ちなみに、買い替えて別のパソコンではあるものの、Bamboo時代もOne by Wacom時代もともに8GB 256GBのMacBook Airを使っていた。

 

 

それでOne by Wacomの使用感はどうだったかというと、使いはじめの設定などで困ることは特になく、ケーブルを繋いだらすぐ使える、という感覚である。

ケーブルの太さなど、やや野暮ったい印象なことも最初に買ったBambooのころからずっと変わらない。

 

しかしペンの反応は悪い。思った通りの動きをしてくれず、へんなカクッとした迷子線(なんと呼ぶべきかわからない)ができてしまう。

ペイントツールの「定規」も使えなかった。これもなんだがグシャッとした線になってしまった。

 

もうひとつ気になったのはMacBookの起動時にかならず「ワコムからのお知らせ」みたいなページが開いてしまうこと。

MacBookの設定をいじって表示しないようにしたはずが、毎回どうしてもこのページが開かれる。

 

なにか大事なお知らせが通知されているならば納得できるが、2〜3年使っていてただの一度もお知らせが更新されたことはないのである。

13インチと狭い画面で複数タブを開いていろいろやっているときに間に挟まる「ワコムからのお知らせ」はほんとうに邪魔だった。

 

これはMacBookのせいなのかワコムのせいなのかはっきりしないが、ペン先の場所は画面上に「○」で表示されるのだか、これにカーソルが被って表示されるのもストレスになった。

 

そういうわけで筆者としては使い心地の悪いアイテムだったため、One by Wacomはもう手元に残していない。

 

ペンタブレットそのものが、パソコンと繋いで使うものなのでかさばる。

旅行時の隙間時間になにかできるかもとリュックに入れて持ち歩いたこともあるが、重いし「リュックの中のケーブル」の邪魔さはコンセプトアルバム(12曲)が作れるポテンシャルである。

 

今後はペンタブレットは使わない方針でいこう…と思っていたが、ワコムから出ている文具メーカーとコラボしたペンが使える機種のことが最近気になってきてしまっている。

 

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