以前仮想通貨を購入した。
ほんの少額である。
ネット上の取引所にそのまま置いていては盗難のリスクがあり、オフラインで仮想通貨を保管できる「ハードウェアウォレット」を買ってそちらに移動しておくのがいちばん安全だそうだが、それとて万能ではないとか。
参考記事を読んでいると、サブのハードウェアウォレットも買った方がいいなどと書いている。
しかも安物のハードウェアウォレットは仮想通貨を盗むための詐欺アイテムであったりするそうで、大手の安全な高いやつを買わないといけないという。
仮想通貨をハードウェアウォレットに移動するための手数料も高い。
なので次の策として購入した仮想通貨のためのネット上の財布、そのまま「ウォレット」とよばれている保管システムを使うことにした。
そのうち買い増そうかという思いもあったが、上記のようなあちらこちらにコインを移動する作業が面倒に感じ、また、普通のつみたて型投資もやっていたので仮想通貨は一旦寝かせておくことにした。
といってもほんとうに放置してウォレットへのログインの仕方を忘れては困る。
というのも筆者が使っているものは12個の英単語を並べた「ニーモニックフレーズ」なるものとパスワードを入力しなくてはいけない。
しかもセキュリティーのためにニーモニックフレーズはスマホやパソコンに保存せず紙に書いて保管しろなどと言ってくる。
筆者の手書きの文字は自分が後から読み返して、判読に困ることがあるのだ。
そういう事情により、数ヶ月に1度は諸々の確認のためにログインをすることにしていた。
これは絶対やっておくべきだ。今日久しぶりにログインしようとしたら、ログイン画面の仕様がかわっていて何度もログインに失敗した。
そしてようやくマイページに入ったところ、仮想通貨の残高の金額が「ゼロ」になっていた。
この作業のちょっと前に仮想通貨を20万円分ハッカーに盗まれたなどという書き込みを見ていたので、ついに自分も被害にあったのかと思った。
少額だったのが不幸中の幸いだろう。本来筆者は少額でもショックを受けるほうだが、20万円の被害者の後では素直な気持ちでそう思えた。
しかし、夜になってもう一度ログインを試みたところ、朝は何度もエラーが出て絶対ログインできなかったやり方ですんなりログインでき、残高もきちんと生きていた。
なにかしらのシステムエラーだったのだ。
そういうわけで「仮想通貨が盗まれた」というテーマで書き進めていたブログが書き直しとなった。